近所のコンビニに入ってコミックコーナー前であまりの驚きに漏らしそうになる!!!!!
ぬぁんと、 「実録極悪ヤクザ伝 仁義の墓場石川力夫 」(バンブー・コミックス) が並んでいた。
一瞬目を疑う。 藤田五郎原作「仁義の墓場」がコミック化されてるではぬぁいかぁぁぁぁぁぁぁ!!!!!!!!!
皆さんはご存知だろうか?
救いようの無い伝説的無法者、石川力夫
飼主に噛みつき、渡世社会を敵にまわし、暴れ、貪り、狂ったあげく刑務所で「大笑い 三十年の バカ騒ぎ」の辞世の句をのこし投身自殺した男を。
人生ここまで転がり落ちるものなのかと言うくらいゴロゴロと転げ落ちる。周りを巻き込んで。
仁義なんか一切無く、とにかく狂っているだけなのだ。。
狂犬というよりも野獣だ。 最凶・最低・最悪!!!!!!
僕が最初に目にしたのは三池崇史監督「新・仁義の墓場」であった。
今でも覚えている。あのとき受けた感覚を。
主演の岸谷五郎の演技がとにかく強烈だった。
(パンチパーマの似合いっぷりがハンパない。02年ベストニグロPニスト受賞!!!)
ほどなくして、深作欣二監督「仁義の墓場」を見る。
そこでまた主演の渡哲也の演技に殺られる。
実在した人物であることを知り腰をぬかす。
どちらも目がかなりイッちゃってて、怖すぎる.......。
他には無い迫力と凄みがあり、とても同情の余地など無いのだが、物語にドップリと引き込まれていく。
そして切なくなるのだ。。。。
(新仁義での有森也美が見るからに幸薄くかわいそう)
以前から竹書房では実録物を
ピカレスクシリーズとして多数出版していて
僕も気になる渡世人のブツはゲットしていたが、
「仁義の墓場」は一番の収穫だったなぁ~。
石川力夫は戦後間もない頃の話だが、
現在も身勝手で周囲の人間を不幸のどん底に
叩き落すヤカラはいなくならんのですなぁ~。
現在西新宿にある石川力男の墓には「仁義」と刻まれている。 アーメン
koto